一人暮らしを行うにあたって必ず検討すべき点があります。
それは…食事です。
あなたは自炊派ですか?外食派ですか?
理想は自炊…でも、実際は外食になってしまった。
そのため…
こんな大きなキッチンはいらなかった…
ほぼ使わないのに掃除だけがめんどくさい…
なんてことも、よくある話です。
自炊と外食のこの2つは、あなたの生活スタイルで変えるのは自由ですが…
事前のこの選択で、キッチンの大きさや設備を変えることができ、費用面で大きく差がでてきます。
そして、この2つにはそれぞれメリット・デメリットが存在します。
実際に一人暮らしをしたからこそ、わかるそれぞれの特徴があります。
この記事を参考に、これから一人暮らしを始める方やこれを機会に食生活を変えてみるのも良いでしょう!
一人暮らしにおける食事事情
一人暮らしを始めると、実家にいた時とは食事面が大きく変わります。
実家では『食事は待ってても出てくる』というシステムだったのが…一人暮らしでは『自分で用意しなければない』というシステムに変わります。
一人暮らしの食事の課題
- 食事の計画
- 食料品の買い物
- 料理の実施
- 健康的な食事
上記のような課題がまず生まれてきます。
この課題を減らすことが出来るのが、外食といった方法になります。
それでは自炊なのか外食なのか、一人暮らしをしている人たちはどのようにしているのでしょうか?
※上記は内閣府の調べを参照しています。
※1週間における食生活です。
1週間うちに一人暮らしの男女が利用した食事内容です。
自炊①は多くの男女がお行っていますが、外食(②③④)も1週間のうちに多くの方が利用しているのがよくわかります。この統計上から、土日など仕事や学校の休み日のみ自炊する派も多く、外食を挟む人が多くいます。
特に男性は、女性よりも料理を苦手とする人も多いことから、外食比率は多くなっています。
そもそも、自炊と外食の費用面はどのようになっているのでしょうか?
自炊・外食の費用面の比較
総務省統計局の「家計調査(家計収支編)単身世帯」によれば…
2022年における一人暮らし世帯の食費の平均は1ヶ月に3万9069円ということです。
自炊、外食、それぞれの費用面や自炊の費用面を詳しく解説します。
自炊に関する費用面
一人暮らしの自炊の費用面はさまざまですが、一か月の食費の目安は約2万円から3万円程度です。この金額は個人の食生活や地域によって異なりますが、以下の点を考慮してください。
✅食材費
✅光熱費
✅調理器具や消耗品の費用
✅食材のロスや保存費
食材費
月にかかる食材費は、節約しながらでも新鮮な食材を購入できるように計画する必要があります。新鮮な食材や特定の食品にこだわる場合は、費用が上がることがあります。
光熱費
自炊には水道やガスや電気を使用するため、水道光熱費も考慮に入れる必要があります。調理時間や調理器具の使用状況によって、光熱費は大きく変動します。
調理器具や消耗品の費用
調理器具の購入や消耗品(ラップやアルミホイルなど)も費用に影響します。初期投資が必要ですが、長期的にはコスト削減につながることもあります。
食材のロスや保存方法
食材のロスを最小限に抑え、効果的な保存方法を知ることも費用節約のポイントです。買い溜めによる浪費もかかってきます。
これらの要素を考慮すると、一か月にかかる自炊の費用は2万円から3万円程度が一般的ですが、個々の生活スタイルや地域によって異なります。
外食に関する費用面
一人暮らしの外食費は様々ですが、一か月の外食費の目安は約3万円から5万円程度です。ただし、地域や生活スタイルによって大きく異なります。
✅外食の費用
✅外食回数
✅付随費用
✅特別な外食費
外食の費用
外食の価格は飲食店の種類や立地によって大きく変わります。ファーストフード店やファミリーレストラン、高級レストランなど、1食あたりの費用は異なります。
外食回数
一か月に外食する回数や外食する場所によって、費用は変動します。毎日・毎食外食するか、週末だけ外食するかなど、外食の頻度はかなり重要な要素です。
付随費用
外食には食事代だけでなく、交通費や駐車場代、サービス料、チップ、アルコールなどの追加費用も発生する場合があります。
特別な外食
誕生日や特別な記念日、友人との集まりなど、特別な場合は予算を超えることもあります。普段から外食になれてしまっていると、普段よりも高級志向になってしまいます。
一か月の外食費は個人の食生活や嗜好によって大きく異なりますが、上記の要素を考慮すると3万円から5万円が一般的です。
自炊のメリット・デメリット
自炊するにあたってメリット・デメリットを知ることで、一人暮らしの食生活がよくわかります。
自炊のメリット
自炊は、定期的に外食するよりも費用対効果が高くなります。
節約効果にも多大な影響を及ぼし、経済面で負担が軽減されます。
材料と分量を制御できるため、より健康的な食事に貢献します。
野菜を多め、油少なめ…など、自由に調整が可能です。
料理のスキルを向上させ、キッチンでの独立心を育みます。
料理スキルは一生役立つスキルなので、身に着けて間違いなし。
個人の好みや食事の要件に合わせて料理をカスタマイズする柔軟性を提供します。
薄味・濃い味など、自分好みで食事を楽しめます。
自炊のデメリット
食事の準備、調理、片付けは、特に忙しいスケジュールの場合、時間がかかることがあります。
仕事や学校などのある日は帰りも遅く、負担がかかる場合が多いです。
一人暮らしの場合は、食材を余らしてしまう事や消費期限までの消費ができず廃棄することが多々あります。
最近では一人暮らし用の小分けされた材料なども売られていますが、それでも廃棄することさえあります。
最初にキッチン設備とパントリーの必需品への投資が必要です。
小さなキッチンでは自炊のストレスがたまり、パントリー次第では収納がおぼつかず、物が溢れかえります。
自炊することでキッチンの使用が増え、キッチンはどんどん汚れていきます。
特にカルキ汚れや油汚れはお掃除の手間が多大にかかりる原因です。
料理に慣れないうちは、費用も、時間も、労力も多く使い、何も生産性を生まないのが自炊です。
しかし、個人が食事を管理し、料理のスキルを養い、長期的な展望では見れば、費用対効果が高いことが証明されています。
ただし、時間、計画、リソースへの初期投資が必要です。
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外食のメリット・デメリット
次は外食における食生活のメリット・デメリットを見ていきましょう。
外食のメリット
食事の用意・片付けの時間が大幅に短縮され、時間の節約になります。
また、出来ない料理のイライラからも解放されます。
食事の単調さを避け、多様な料理や食事体験へのアクセスを提供します。
一人暮らしならではの“同じものの繰り返し”がなくなります。
外食は社交やネットワーキングの機会を促進します。
外食先のお店でしか生まれない出会いがあります。
外食中心の生活であれば、小さなキッチンでも、最低限の設備でも十分です。
初期費用の削減に繋がります。
外食のデメリット
定期的な外食は自炊よりも費用がかかる傾向があります。
予算を圧迫する可能性があります。
レストランやファストフード店などの食事は、バランスの取れた栄養が欠けており、過剰なカロリーが含まれている可能性が大いにあります。
取りたい栄養を取ることが出来ず、健康面に影響を与えます。
定期的な外食を繰り返すことで、外食が当たり前になり、イベント時やご褒美の外食がより高級志向になってしまいます。
完全にお休みの日なども、ご飯を食べるために着替えて外まで出かける必要が生まれる。
デリバリーなどの利用もありますが、その分費用はかかる傾向。
外食への依存は利便性と多様性をもたらしますが、財政や栄養摂取に悪影響を与える可能性があります。
また、摂取する食物の管理も制限され、長期的には健康に影響を及ぼす可能性があります。
ただし、仕事終わりに…学校終わりに…無駄な時間や労力を使用せず、食事を楽しめる気軽さは抜群です。
マンネリ化しないための外食!
外食と自炊のどちらがオススメ?
さて、ここまでで自炊と外食の両方のメリットとデメリットを説明してきましたが、果たしてどちらがオススメなのでしょうか?
自炊がオススメな人はこんな人
- 節約志向の人
- 健康を意識する人
- 自分のペースで食事を楽しみたい人
- 料理自体を楽しみたい人
- 趣味やスキルを増やしたい人
- 探求心が旺盛な人
- 忍耐力のある人
これは、正直あなたの生活スタイルや性格、そして優先すべき項目によって決めるべきです。
料理が出来ない人が自炊をしてもコストも時間も労力も2倍かかります。
お金がない人が外食を繰り返しても、経済的に厳しくなってしまいます。
どちらがあなたのスタイルに合うのか、はたまたどちらかの食生活を中心にしていくのかは、あなた次第です。
とはいえ、お金もなく、料理も出来ない場合はどうすれば良いのでしょうか?
お米だけを焚くも実は節約
お金もなく、料理も出来ない…そんな時は、まずお米だけを焚くという方法を取りましょう。
料理が出来ない人でもお米を焚くことは、炊飯器さえあれば出来ます。
そして、スーパーやデパ地下などでお惣菜だけを購入するのが最適です。
食事の準備時間も労力も限りなく少なく、費用も外食よりかからず、お店の味を楽しめるのでオススメです。
>>何倍食べても大丈夫!お米を美味しく糖質カット【LOCABO】
まとめ
20年以上一人暮らし生活の経験からすると、自炊と外食のバランスをうまく取るのが一番です。
なぜなら‥両方を楽しめるからです。
例えば、週2回で外食・週5で自炊などのバランスで変えることで…
- 飽きが来ない
- だらけられる日がある
- たまの贅沢ができる
- コストも比較的かからない
など、たまの外食が自分へのご褒美としてお仕事を頑張るモチベーションにも繋がります。
自炊も外食もメリットとデメリットがあるからこそ、あなたのその日の生活スタイルに合わせるのが最適です。
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